岩井の清水と八幡太郎義家(源義家)の伝説
本宮市(旧本宮町)

※源義家 1039〜1106年(長暦3〜嘉承1)平安時代の武将で文武に秀で、特に騎射をもっともよくした人です。
 1056年(天喜4)、前九年の役が始まるにおよんで、陸奥守鎮守将軍に任命された源頼義に従って陸奥に従軍しました。1083年(永保3)には陸奥守鎮守府将軍として赴任しています。そのことから、当地方には源義家にまつわる伝説が多く伝えられています。

 

※岩井の清水
 伝説では源義家が登場しますが、実際には義家が陸奥に遠征してくる100年ほど前から、岩井の清水は都の人々に知られていました。平安中期に歌人として活躍した曽禰好忠朝臣も岩井の清水を詠んでいます。
 美草生しあさかのいは井夏くれはたふさもひちて結びあくるかも

 今、この和歌が清水の傍らに立てられています。そして、百人一首を撰んだ藤原定家は次のように詠んでいます。
 てなれつつすすむいはい井のあやめ草けふはまくらにまたやむすはん

※906年(延喜六)、安積郡を分け安達郡が置かれました。

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